これは名古屋の外人社長が話したことを聞いた知人からの又聞きだが、なるほどな、と思ったこと。
知人はアフリカ等水不足のところに水を供給できる設備を提供するようなNPOにいて、そこで
ファンドレイザーとして資金集めに関わっているのだが、そのNPOのチャリティーパーティーには
以前からその名古屋の外人社長が関わっているとのこと。
その人になぜ寄付してくれるのか、といった旨を聞いてみると
「寄付はビジネスにも役立っている」
という話。
何がなのかと聞くと、「寄付は自分から進んで相手に貢献する行為。それが自然に行うようになると、ビジネスでもまずは自分から相手に貢献するために動くようになる。そうすると不思議なもので色々なビジネスに繋がって、結果ビジネスを拡大していけている。他の要素もあるだろうが、一つ大きなポイントなのだと思う」とのこと。
これは返報性の法則と言われるもので、自身でも経験あり。
ただ、これの注意点は「何かお返し返ってきてほしい」と思ってやると、それが相手にも伝わって何かの見返りにやってくれているんだ、と思われ、下心ある行動ならほっておこう、という気持ちが強まることにも。
見返りほしいなら見返りを求めてはいけない、という哲学的な話。
キリスト教の「与えよ、さらば与えられん」等数多くある話。ゴルフの「ホールに入れたいなら、入れたいと思ってはいけない」というのにも近い!?(それは違うか。)
そういった心を鍛えるなら、見返りを求めない「寄付」という行動は適した行動なんだろうな、と感じる次第。