前回の記事で、幸せを感じるレベルの環境とは、との話しましたが、どのような環境を想像しているかというと。。
まずはスイスで4番目の規模の都市ベルンを流れるアーレ川、いつもの夏の風景。
まずは上の映像を見てください。
街中で、川でたくさんの人が泳いでいます、というより
なかなかのスピードの流れの中、右から左へどんぶらこ。。
老若男女問わず、市民がどんどん川に飛び込んで流れてゆきます。中には橋の上からダイブする若者も!
日本では岐阜県郡上八幡が橋からの飛び込みで有名ですが、郡上市で4万人強、ベルン市は12万人強だそうです。
街中できれいな川が流れてて遊べる、いいですねー。橋とかから釣り糸垂らしてゆっくり過ごすとかもやってみたいです。
他、もっと都市部として有名なのは韓国ソウル市内に流れる清渓川の事例。
元々ドブ川だったところを高速道路で蓋をして見ないようにしてましたが、李明博元大統領がソウル市長時代に大改造し、上記写真のような形になったとか。
景観だけでなく、水質も完全浄化して放流するほぼ人工河川のような扱いですが、子供も入ったりするぐらいなのでプールと同じものだと考えれば。
皆の注目引くためにやらしいことも言っておくと、清渓川復元したことによる経済効果は23兆ウォン(10ウォン=約1円)。
http://www.nihonbashi-renaissance.com/reproduction/pdf/0702_seoul.pdf
再開発予定地である礼智洞や官水洞では、地価が約50%上昇、清渓川下流の往十里ニュータウン地域では、1年間で坪当たり売買価格が1,500万ウォンから2,900万ウォンへと93%(約2倍)も急騰している(2005.9.21中央日報)。
http://www.jice.or.jp/report/pdf09/jice_rpt09_12.pdf
そういったものを見ていくと、日本は水は豊富なのに、あまりのそのポテンシャルを軽視していないか、と。
まずもってコンクリートで固めた直接河川が美しくない!!
友人のマーケティングコンサルタントが言っていたことですが「環境は贅沢品」だと。
確かに、家に庭を作るだけでも土地を多く使うので、最近の住宅は庭をほとんど作らないという。
高級住宅街は大抵並木通りや、木々が配置されている。
その通りかもしれない。
そんなことを考えると、治水は重要だが、巨大堤防作るぐらいならば河川改修、水質改善にお金をかけた方がよっぽど皆の幸せになるし、価値も高まると思うわけです。
現在は『多自然川づくり』という考えも出て来ているが、実際最近のアベノミクスにかこつけた治水名目の工事はまさに直線コンクリート河川改修多数なのです。
(現在の活動していく中で、近隣の三重や愛知でよく聞きます。巨大堤防は特に東北でよく聞きます)
そのように思っている為、どうにかその方向に持っていける方法は無いかと考えて来て、今の『AQMAP(アクマップ)』の事業に行きつきました。
どんなことをしていきたいかは、また次回>>>